天然ターコイズに特化することで、昔ながらのターコイズの奥深い世界を提供するのがLFCの使命です。その根幹にあるのは、ターコイズの鑑定を行っているジョー・ダン・ロウリー氏の存在です。

　彼はアメリカはニューメキシコ州アルバカーキで5代にわたってターコイズ売買をしている家系でありながら、自身でもターコイズ博物館の館長を務める人物です。

　初代であるジェシーとロウラ夫妻は、アルバカーキを拠点に1930年代からネイティブアメリカンと商取引を行い、ターコイズビジネスをしていたという記録が残っています。

 

初代：ジェシー・コーデル・ザッカリーと妻のロウラ。ニューメキシコ州アルバカーキを生活の拠点とし、インディアン商取引とターコイズのビジネスを始めた。買い付けたターコイズを加工し、交易所や博物館、ギフトショップに販売、あるいはラグなどと交換したりしながら生計を立てた。

　彼らが代々扱ってきたターコイズに関するノウハウだけでなく、膨大なターコイズコレクションを持っているなど、世界的にもトップクラスの知識と経験があることはいうまでもありません。ジョーダン自身も小さなころからターコイズに触れ、必然的にターコイズの英才教育を受けて育ってきました。

 

初代ザッカリー家の宝石店の様子

　そのなかのターコイズにはもちろん、天然モノもあれば人工的に加工がされたいわゆる人造ターコイズもありますが、専門家でなければ判断できないほど、鑑定が困難なのが天然ターコイズです。そんな現状のために、天然というだけで高額になってしまっているという現状に違和感を感じていた1人でもあります。

　もちろん商売を考えれば高額で売れることは悪いことではないんですが、それでは多くの人が本当の価値や美しさを楽しめないものになってしまいます。
　今まで明確な線引きがされておらず、多くの人がその価値基準の判断が難しいことで、売り手の言うままで取り引きされていたあいまいなマーケットが当たり前でした。そこで、ターコイズのなかにも価値基準があり、それを正確にユーザーに伝えることが必要ではないかと彼は考えています。

　彼はターコイズに明確な価値基準（採掘された鉱山や色、マトリックス）を設け、天然ターコイズというだけで高額になるのではなく、適正な価格でマーケットを作っていきたいという思いがあります。
　色やマトリックスがたとえ息を飲むほど美しくなくても、天然ターコイズにはそれだけでも魅力があるものだということを伝えようとしています。

三代目：ケイティ・ザッカリーと結婚したジョー・P・ロウリーはそこからザッカリーターコイズ一家の一員となり、ターコイズ商に従事した。売買の他にも、教育的な発展にも力を入れ、ターコイズに関するセミナーなどを開催。これが後のターコイズミュージアム設立の基盤となる。

　同じ宝石でもダイヤモンドやルビーのように世界的な基準が今はターコイズにはありません。でもターコイズは天然であろうと人造であろうと、それらの宝石となんら変わらないものだと彼は語ります。

　LFCではそんな彼の鑑定によって、価値基準が明確となったターコイズを提案することで、本当のターコイズの価値や美しさを知ってもらうことを最大の目的としています。

 

 

ターコイズについてより深く知りたい方はコチラがおススメ！

ナチュラルターコイズについてはもちろん、イミテーションターコイズについても勉強できる他にはない一冊です。鉱山別にジェムグレードからローグレードまでのターコイズが一気に見られるセクションは圧巻です。

送料無料！