産地が明確でも天然のターコイズとはかぎりません。

 ターコイズ、とりわけLFCがこだわっている天然ターコイズというと、ある一定の条件と長い年月をかけて生成されるもので、どこでも採掘できる宝石ではありません。天然ターコイズが採掘できる鉱山は世界中に点在し、そのなかでもアメリカにはネイティブアメリカンの時代から天然ターコイズが人々の生活のなかに存在していました。


 ターコイズのマーケットではどこで採れた石かが表記されて販売されているケースがあります。日本でもターコイズ愛好家のなかでは同じ鉱山で採れた石ばかりを収集する人もいます。事実、アメリカにも多くの有名な鉱山があって、それぞれの鉱山によって独特の色味やマトリックス(石に入る模様)になることから、産地はターコイズの価値基準のひとつとしても重要なキーワードだったりします。


 有名なところでは、ナンバーエイトやビズビー、それにモレンシーなど、これはどれも鉱山の名前で、聞いたことがある人も多いと思います。


 産地が明確であることはターコイズの資質を知るうえでは大事な情報になりますが、実は産地が明確であっても、それが天然モノか人造ターコイズなのかはまた別の話だということも知っておいた方がいいと思います。

ビズビー イミテーション ターコイズ
アリゾナ州でも有名な鉱山のひとつビズビーですが、これはビズビー産の人造ターコイズ。ベースとなっている石自体はビズビーで採掘されたものですが加工をされたものになります。


 ターコイズは長い年月をかけて生成されますが、すべてが石としてジュエリーにセットできるような硬度を持って採掘されるわけではありません。硬度の高いものもあれば、硬度が低いチョーク状のターコイズも存在するのです。もちろん、同じ鉱山で採掘されても硬度だけでなく、その色味も様々であることが自然の中で生まれたターコイズの希少性であり、魅力でもあります。


 ただ、石として硬度の低いものは薬剤を入れて硬化させたり、色味が足らないモノは色を人工的に入れることでターコイズカラーにするといった二次加工がされます。もちろん、それらも美しいターコイズには違いはありませんが、LFCがこだわっている天然ターコイズとはまた違ったターコイズだと言えます。


アリゾナ州南東部のシャノン山地にある鉱山であるモレンシー。これもベースになっているターコイズは同鉱山で採掘されていますが、後で色付けなどの加工がされているケースです。


 LFCでは産地が明確で、天然(人工的に手が加えられていない)のターコイズのみにこだわっているので、それぞれの産地で採掘されたままのカラーやマトリックスを楽しんでもらうことを一番に考えています。
 たとえ人工的に作られたターコイズよりも発色が悪かったとしても、長い年月を経て自然に生成されたブルーにロマンを感じていただきたいのです。そのためにターコイズの第一人者であるジョー・ダン・ロウリー氏が鑑定をしています。


 それぞれの産地ならではの特性も、天然ターコイズだからこそ、より楽しめるものだと我々は考えています。

 

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LFC JAPAN STAFF

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